サントリーとダイキンが大阪・関西万博で「水上ショー」 「水」「空気」テーマに
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が10月19日、2025年開催の大阪・関西万博で飲料メーカー「サントリーホールディングス」(大阪市)と空調メーカー「ダイキン工業」(同)が「ウォータープラザ 水上ショー(仮称)」を開催すると発表した。
「ウォータープラザ 水上ショー(仮称)」イメージ
万博会場で未来の先端技術や社会システムを取り入れた社会実験を行う「未来社会ショーケース事業」の一環。ともに大阪発祥の2社が「水や空気の大切さと可能性」をテーマに、会場のシンボルとなるリング状の「大屋根」の内側にある約3万平方メートルの水辺エリア「ウォータープラザ」で会期中、毎日開催する。
ショーの詳細は現在未定だが、演出に使う水は海水をくみ上げて循環させるシステムを採用し、環境負荷を抑えるという。ダイキン工業は、温度や湿度、気流などをコントロールする空調技術を活用し、夏場の屋外でも観客に冷涼感を演出する。
サントリーホールディングスの鳥井信宏副社長は「(ダイキン工業へは)私どもの方からラブコールした」と話す。ダイキン工業の竹中直文専務は「議論を重ね、おもろいことを追求したい。老若男女がワクワクするショーにできれば」と意気込む。
1月に同万博催事企画プロデューサーに就任した小橋賢児さんは「184日の会期中、数千もの催事が行われる。さまざまな企業や地方自治体、個人が参画するが、企業協賛ではなく、未来の人類への投資と考えてほしい」と呼びかける。