みん経トピックス

大阪・関西万博、「空飛ぶクルマ」運航事業者発表 航空会社やベンチャー企業

大阪・関西万博、「空飛ぶクルマ」運航事業者発表 航空会社やベンチャー企業

「スカイドライブ」が開発中の機体(イメージ、写真提供=SkyDrive)

写真を拡大 地図を拡大

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が2月21日、大阪・関西万博「空飛ぶクルマ」の運航事業者を発表した。

「空飛ぶクルマ」事業の運航事業者を発表(提供:2025年日本国際博覧会協会)

 「空飛ぶクルマ」は、同万博の目玉プロジェクトの一つで、未来社会の技術やサービスを万博運営に取り入れる社会実験「未来社会ショーケース事業」の一環。会期中、会場と関西空港や、大阪湾岸エリア、大阪都市部の2地点をつなぎ、来場者の移動手段として商用運航を目指す。

 運航業者に選ばれたのは、航空会社「ANAホールティングス」(東京都港区)「日本航空」(品川区)、総合商社「丸紅」(千代田区)、ベンチャー企業「スカイドライブ」(愛知県豊田市)の4グループ。夢洲の会場内に設置する離発着施設の運営業者は、関西にある3空港の運営に携わる「オリックス」(東京都港区)が選ばれた。

 機体は、「ANA」はアメリカの「ジョビー・アビエーション」、「JAL」はドイツの「ボロコプター」、「丸紅」はイギリスの「バーティカルエアロスペース」、「スカイドライブ」は自社で開発中の物をそれぞれ使う。

 石毛博行事務総長は「日本で初めての空飛ぶクルマ事業の実現を目指している。100年に一度といわれる新たな空の移動革命を、2025年の大阪・関西万博で一緒に実現していきたい」と話す。

グローバルフォトニュース