大阪・関西万博、「わ!」テーマのドイツパビリオン 「循環経済」を体験
2025年大阪・関西万博に参加を表明しているドイツが5月22日、なんばのスイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5)でパビリオンの概要を発表した。
ドイツパビリオンメンバーと2025年日本国際博覧会協会・石毛事務総長
「わ!ドイツ」と題したパビリオンでは、メインテーマに掲げる「循環社会」を体験しながら学べる展示を行う。「わ」には、循環の「環」、自然と技術の調和の「和」、感嘆の声を表す「わ!」の意味を込める。木や植物など緑に囲まれた約3500平方メートルの敷地に、7つの円柱で構成した木造建築物を設置。約84億円を投じで建設し、期間中300万人の来場を見込む。
建物は、再利用可能な木材を使い、ドイツの伝統工法で建てられる。来場者には、手のひらサイズで球体のマスコット「サーキュラー」が貸し出され、展示の音声ガイドとして利用したり、マスコット同士を近づけて会話を楽しめたりできるという。展示室のほか、レストランや屋外イベント広場も設ける。
同パビリオン副ディレクターのカタリーナ・ヴァイルさんは「コンテンツをインタラクティブ(双方向)に体験できる展示がコンセプト。『ためになる』のはもちろん、見て楽しい展示を目指す」と話す。