カナダが「大阪・関西万博」出展概要発表 海外でパーツ製造、日本で組み立て
カナダが10月30日、国立民族学博物館(吹田市千里万博公園)で2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの概要を発表した。
氷片を組み合わせデザインのパビリオン
「再生」をテーマに掲げる同パビリオン。外観デザインは、春に凍っていた川が解け、氷片となって流れ出すカナダで見られる自然現象「水路氷結」を再現する。カナダや英国でパビリオンのパーツを製造し、夢洲の会場で組み立てる工法を採用。日本での着工は来年4~5月を予定する。
館内ではカナダの豊かな自然や気候変動への取り組みを紹介するほか、中庭ではカナダの多様性を表すパフォーマンス、イベントなどを行い、日本との関係性を深めることを目指す。
カナダ政府代表のローリー・ピーターズさんは「外観デザインは氷を表しているが、パビリオンの中に入るとカナダの温かさや開放性、前向きさを感じてもらえる。大阪・関西万博で一番人気のあるパビリオンにしたい」と話す。