中之島図書館で「博覧会の展覧会」第4弾 1970年と2025年の万博紹介
「博覧会の展覧会 Part4」が11月25日、中之島図書館(大阪市北区中之島1)本館3階展示室で始まった。
さまざまなタイプの「太陽の塔」模型
2025年に開催される大阪・関西万博の機運醸成を目的に、2020年から毎年開催する同展。「万博マニア」として知られる藤井秀雄さんが企画し、万博愛好会の会「EXPOサポーターズ」のメンバーが協力する。来場者数は、2020年が約2000人、2021年が約3500人、2022年が4200人と回を重ねるごとに増え、会期を3週間から4週間に延ばす今回は5000人の来場を目指すという。
4回目となる今回は、1970(昭和45)年の大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」と大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を組み合わせた「さらなる人類の進歩と調和~いのち輝く未来社会~」を掲げ開催。会場には、当時小学6年生の藤井さんが大阪万博を訪れた時からこれまでに収集した万博関連グッズ1万6000点以上の中から約1000点を展示する。
会場は、「万博とその魅力」「EXPO’70」「EXPO2025」「万博の今・未来」の4つのコーナーで構成する。「EXPO’70」では、太陽の塔の模型やパンフレット、レコード、切手の展示のほか、当時発行された「万国博記録写真集」を閲覧できるコーナーも用意。「EXPO2025」では、公式キャラクター「ミャクミャク」グッズや万博会場のシンボルとなる木造建築物「大屋根」の模型、参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」登録チームの活動などを紹介する。
藤井さんは「大阪・関西万博に出展する25のパビリオンを一堂に集めたコーナーがお薦め。11月30日には万博開催500日前を迎える。万博は『未来創造装置』。みんなでつくり上げるという意識を持ってもらえれば」と話す。
開催時間は9時~20時(土曜は17時まで)。入場無料。日曜・祝日休催。12月25日まで。