茶屋町で万博1年前記念イベント ミャクミャクや恐竜「フランキー」も登壇
2025年大阪・関西万博開幕1年前を記念するイベントが4月13日、梅田・茶屋町の「常翔ホール」(大阪市北区茶屋町)で開催された。主催は2025年日本国際博覧会協会(住之江区)。
交流を深める「ミャクミャク」と「フランキー」
「グローバルトークイベント~SDGsについて考えよう~」と題し前半と後半の2部構成で開かれた同イベント。同万博が掲げるテーマの一つで「SDGs」を演題にした講演に聴衆約100人が聞き入った。
前半には8組が登壇。国連開発計画(UNDP)のチーフ・クリエイティブ・オフィサーでボアズ・パルディさんの講演には気候キャンペーン「絶滅を選ぶな」の恐竜キャラクター「フランキー」と同万博公式キャラクター「ミャクミャク」が登場した。フランキーは「人類を絶滅させかねない気候変動を止めるには、行動を起こさなければならない。今が最後のチャンス。絶滅を選ぶな」と参加者に訴えた。ミャクミャクは、「SDGsを達成するためにも、みんなで団結することが大事。みんなが万博を訪れるのを楽しみにしている」とアピールした。オランダ、オーストラリア、ドイツの各国は、在大阪総領事やパビリオンディレクターがパビリオンのテーマや展示概要を紹介。大阪府立箕面高校3年生の5人は、万博会期終了後、会場のシンボルとなる木造建築物「大屋根(リング)」の木材で表札を作って販売する企画を提案した。神戸大学農学部2年の高橋英眞さんは、二酸化炭素を排出せずに水素を製造する方法として、シロアリを用いたビジネスモデルを発表した。
後半のクロストークセッションでは、登壇者がSDGsや2025年大阪・関西万博について意見を交換した。2025年日本国際博覧会の副会長でウスビ・サコさんは「企画や提案はとても革新的で、素晴らしかった。先の世代のためにも、みんなで問題解決に取り組むことが重要になる」と話した。
(取材協力=梅田経済新聞)