大阪・関西万博、「未来の都市」パビリオン外観発表 折り紙モチーフ
大阪・関西万博の「未来の都市」をテーマとしたパビリオンの外観イメージを12月3日、2025年日本国際博覧会協会が発表した。
夜になるとライトアップされるパビリオン
同協会と12の協賛企業・団体が共同で、環境や交通、ものづくり、食などの分野で、社会課題の解決に役立つ技術・仕組みを映像や模型で展示する同パビリオン。同協会が主体の「共通展示」と、協賛社が主体の「個社展示」の2種類で構成し、15種類のアトラクションを用意する。
折り紙がモチーフの外観は、メッシュ状の幕を2重に重ねひだ状にした装飾を施す。幕の表面には、色や光によって変化する「モアレ」と呼ばれる独特の模様が浮かび上がる。夜は、LED照明で幕の内側からライトアップする。施設面積約4800平方メートル、長さ約150メートル、幅約33メートルと、会場内で最大規模のパビリオンとなる。
設計を担当した建築家・岡崎恭子さんは「壮大な大きさを生かし、未来感、面白さを実現できる外観に仕上げた。パビリオンのテーマである『多様だけど、ひとつ』を形として印象付けたい」と話す。