大阪・関西万博、水上ショーの声優に夏木マリさんや友近さん 毎晩開催へ
サントリーホールディングスとダイキン工業が12月24日、2025年大阪・関西万博に共同出展する水上ショー「アオと夜の虹のパレード」のキャラクターデザインや主題歌、声優などを発表した。
主人公の子ども「アオ」と水と空気の精霊「ドードー」
万博期間中(2025年4月13日~10月13日)の毎日、日没後に開催する同ショー。舞台の中心には、水のスクリーンをつくり出すモニュメント「ウォーターカスケード」が建設され、エリア内には約300基の噴水のほか照明、レーザーなどの演出装置が設置される。ショーは、月夜に虹がかかる時、生き物たちによる祝祭が開かれるという言い伝えが残る島を舞台にした物語を展開。今回の発表では、水上ショーのキャラクターデザインや声優キャスト、主題歌のほか、日中に開催するコンテンツの演出なども明らかになった。
声優キャストは、主人公の子ども「アオ」を16歳の若手俳優・毛利花さんが、水と空気の精霊「ドードー」をタレント・友近さんが、言い伝えを「アオ」に教える「おばあちゃん」を歌手・俳優の夏木マリさんが務める。主題歌は、同ショーの音楽を手がける作編曲家で音楽プロデューサーの菅野よう子さんが作曲・プロデュースし、アオが歌い手を担当。民謡、島唄、わらべ唄などの伝統的な音楽をイメージの源にしながら、水と空気を介してつながる生きものたちの生命力を表現したという。ミュージックビデオは、「アオと夜の虹のパレード」公式ユーチューブチャンネルで同日、公開された。
日中の時間帯は、3種類のコンテンツを用意。噴水ショー「水と空気のシンフォニー」では、夜のショーで使う菅野よう子さん作曲の楽曲をピアノアレンジした音楽に合わせ約5分間、噴水約300基を使ったショーを楽しめる。このほか、不定期で開催し、観客の身ぶり手ぶりに合わせて噴水装置を操ることができる参加型イベント「水と空気のマジカルダンス」、AR(拡張現実)技術を使い、万博会場内のさまざまな場所で生き物たちがパレードする様子を見ることができるデジタルコンテンツ「水と空気のARパレード」を用意する。「水と空気のシンフォニー」は、万博会期中毎日11時~16時の毎正時に開催。
ダイキン工業人事本部大阪・関西万博担当部長の松本親明さんは「2社がタッグを組むことにより、水と空気の素晴らしさや可能性を感じてもらい、持続可能な未来社会に向け、一人一人の行動変容のきっかけにつながるような水上ショーを開催したい」と意気込む。