大阪・関西万博のグルメ情報が明らかに 環境を配慮した「未来の食」を公開
大阪・関西万博の食に関する発表会が2月4日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区城見1)で開催された。
11社が万博内で提供するメニューを発表
会場内には、レストラン、カフェ、フードコート、キッチンカーなど約100の飲食店が出店する。発表会には11社が参加し、フードロスや環境に配慮した「未来の食」をコンセプトにしたメニューを発表した。
くら寿司は、約70の国と地域を代表する料理を、同社史上最長となる約135メートルの回転ベルトで提供するほか、スシローは水産資源の保全のため養殖された魚介類のみを使ったすしを用意する。サントリーホールディングスは、「高原」をテーマにしたレストラン、完全養殖のクロマグロ「近大マグロ」を提供する「近畿大学水産研究所」、カフェの3店を出店。ロボットで液体の中に3Dアートを描いた清涼飲料水も販売する。
放送作家の小山薫堂さんが監修するシグネチャーパビリオンに隣接する飲食施設「EARTH TABLE(アーステーブル)~未来食堂~」では、6店が横丁形式に並ぶ。ケンミン食品は小麦粉を使わないグルテンフリーのラーメンを、アイスクリーム「ブラックモンブラン」を製造販売する竹下製菓は米粉を使ったチュロスを、ニチレイフーズは自動調理器で炒めた冷凍チャーハンなどを提供する。
道頓堀を中心に大阪市内に店を構える12店舗が出店するフードコート「大阪のれんめぐり~食と祭 EXPO~」では、たこ焼きやラーメン、ねぎ焼き、串カツなど大阪名物を販売。店内の装飾は、日本の祭りをテーマにし、青森ねぶた祭2024の大賞を受賞したねぶたを設置する。
日本博覧会協会の石毛博行事務総長は「万博の大きな楽しみの一つは、世界と未来のグルメ旅行。一つでも多くのグルメ体験を重ねてほしい」と話す。