スシロー、大阪・関西万博に「未来型店舗」 ネタの魚は全て養殖されたもの
回転ずし「スシロー未来型万博店」が4月13日、大阪・関西万博の会場内にオープンする。運営はFOOD&LIFE COMPANIES(吹田市)。
万博会場中央部の「静けさの森」ゾーンに出店
同万博のコンセプト「未来社会の実験場」の下、2050年のすし店をテーマにした同店。持続可能な水産資源に配慮し、提供するネタの魚は全て養殖されたものを使う。各席に設置した注文用モニターでは、磯焼けの原因となるウニの増殖問題を遊びながら学べるゲームを用意する。
会場内の中央に位置する「静けさの森」ゾーンに出店。森をイメージした店内には、奈良県産の吉野杉を使い、会期終了後は同社の本社事務所などに活用するという。店舗面積は約417.57平方メートル。席数は196席。
提供するのは、すし(1皿160円~)やサイドメニュー、デザート、ドリンクなど合わせて約150種類。「陸上育ちの磯まもりウニ包み」(550円)や「陸上育ちの〆サバ」(390円)など陸上養殖された水産物を使ったすしや植物由来の製品を使った「大豆ミートボール風軍艦」、「植物生まれのカニカマ天にぎり」(以上230円)など同店限定メニュー20種類以上をそろえる。外国人観光客に配慮した豚肉不使用の「鶏白湯(パイタン)でつくった豚骨風ラーメン」(580円)も用意する。
同社専務の小河博嗣さんは「前回のドバイ万博に出店した経験を基に、客が一体となって楽しめるゲームを考案した。世界中から来ていただいたお客さまからの評価を、これからのグローバル展開に生かしていきたい」と話す。
営業時間は10時~21時。10月13日まで。
(取材協力=大阪ベイ経済新聞)