万博で「東北絆まつり」 6県の夏祭りが一堂に、3日間で5万4000人来場
「東北四季の彩り&東北絆まつり」が6月13日~15日、2025年大阪・関西万博のイベントスペース「Matsuri」で開催された。
高さ約12メートルの竿燈を自由に操る「秋田竿燈まつり」
東日本大震災の鎮魂と復興を願い2011(平成23)年に始まった「東北六魂祭」の後継イベントとして、2017(平成29)年から開催している「東北絆まつり」。東北6県の祭りが一堂に会し各県庁所在地を巡回して行うが、今年は国内外に東北の魅力を発信しようと万博会場で開催した。3日間で約5万4000人が来場し、ステージイベントや東北グルメを楽しんだ。
16日には、青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、秋田竿燈(かんとう)まつり、仙台七夕まつり、山形花笠(はながさ)まつり、福島わらじまつりのパレードが行われ、約550人の踊り子らが会場内を練り歩き、華麗な演舞で観客を魅了した。
会場内には東北6県の観光PRブースをはじめ、日本酒やクラフトビール、笹(ささ)かまぼこ、ずんだ餅、サクランボなどのご当地グルメの試飲試食、販売を行うブースが並んだ。赤べこの絵付けや大館曲げわっぱ作り、天童将棋の駒書きなどのワークショップも行い、東北の伝統工芸の魅力をアピールした。
東北絆まつり実行委員会の藤崎三郎助委員長は「8月に東北各地で開催される夏祭りにも足を運んでもらえれば」と話す。