大阪・関西万博で「ウズベキスタンナショナルデー」 伝統音楽と舞踊を披露
ウズベキスタンが8月17日、大阪・関西万博会場で「ナショナルデー」の式典とイベントを行った。
ユネスコ無形文化遺産に登録された伝統舞踊「LAZGI」
万博の参加国が日替わりで自国の文化や魅力をアピールする「ナショナルデー」。EXPOナショナルデーホール「レイガーデン」で行われた式典では、ウズベキスタン芸術文化開発財団の会長で、ウズベキスタンパビリオンのコミッショナーを務めるガヤネ・ウメロワさんが登壇し、「ウズベキスタンと日本を結び付けるものは地理的な近さではなく、伝統を尊重し技を極め、時の静かな英知に耳を傾けるという共通の精神である」とあいさつした。
ステージでは、打楽器「ドイラ」や弦楽器「ドゥタール」など伝統楽器で演奏する音楽に合わせ、色鮮やかな伝統舞踊衣装を身に着けたパフォーマーが歌やダンスを披露した。
式典終了後、ステージのパフォーマーらはレイガーデンを出発しウズベキスタンパビリオンまで、大屋根リング下を練り歩くパレードを行った。道沿いには多くの来場客が集まり、ウズベキスタンの伝統音楽やダンスを楽しんだ。
ウズベキスタンパビリオンは、「知の庭:未来社会の実験室」をテーマに教育、文化、イノベーション、クリーンエネルギーに関する展示を行う。建物は、かつてシルクロード沿いで営まれていた隊商宿(キャラバンサライ)をモチーフにし、日本産スギの柱が並ぶ吹き抜けのテラスを設ける。万博終了後は、ウズベキスタン西部にあるカラカルパクスタン共和国のヌクスに移設される予定。