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万博で「シンガポールナショナルデー」 バイオリンやバンド演奏も

万博で「シンガポールナショナルデー」 バイオリンやバンド演奏も

5人組バンド「53A」によるステージ

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 シンガポール共和国の魅力発信イベント「シンガポールパビリオンナショナルデー」が8月24日、大阪・関西万博内で開催された。

「Here We Are」などを披露した

 ナショナルデーは、万博に参加する国が日替わりで自国の文化をアピールするイベント。EXPOナショナルデーホール「レイガーデン」で行われた式典には、同国のリー・シェンロン上級大臣のほか、林芳正内閣官房長官や日本・シンガポール友好促進議連会長でもある河野太郎衆議院議員らが出席した。

 「昨年のシンガポールからの訪日客が約69万人と過去最高になるなど、活発な人の往来を通じ、日本・シンガポール間の相互理解がさらに深まり、重層的な2国間関係をより強くすると確信している」と林官房長官。リー上級大臣は「シンガポールパビリオンの来場者数は150万人を突破した。展示では、シンガポールの精神と国づくりの歩みが的確に表現されており、課題を克服する不屈の精神と自らの運命を切り開けると信じる力を伝えている」と話した。

 ステージでは、2組のアーティストがパフォーマンスを披露。19歳のバイオリニスト兼ボーカリストのアデル・ウィーさんがバイオリンを演奏したほか、5人組バンド「53A」が同国の今年のナショナルデーテーマソング「Here We Are」などを披露。来場者はシンガポールの国旗を振ったり手拍子を取ったりしてステージを楽しんだ。

 シンガポールパビリオンは、再利用した赤いアルミニウムディスクで造られた高さ約17メートルの赤い球体の外観が特徴。「ゆめ・つなぐ・みらい」をテーマに、没入型体験ができるアート・インスタレーションのほか、光と音のショー「マジック・アワー」などを展開する。

 (取材協力=大阪ベイ経済新聞)

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