LCCピーチに万博誘致特別ラッピング機 名前は「HONA IKOKA!」号
格安航空会社「Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)」(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1)が5月9日、大阪万博誘致ロゴマーク入りの特別ラッピング機「HONA IKOKA!」号の運航を始めた。
特別ラッピング機「HONA IKOKA!」号(大阪ベイ経済新聞関連画像)
大阪発祥で日本初の格安航空会社(LCC)として、日本とアジアをつなぐ「空飛ぶ電車」をコンセプトに国内外で就航する同社。
2025年日本万国博覧会誘致委員会オフィシャルパートナーの同社では現在、機体やチェックイン機に万博誘致ロゴマークを掲出するなどして大阪万博開催の実現に向けた活動を行っている。
「HONA IKOKA!(ホナ・イコカ)」号は、同社が所有する20機のうち1機を機体後方サイドに万博誘致ロゴマークをラッピングした特別号。同社がSNSを通じてネーミングの募集をしたところ、約110件が集まり、関西弁の「ほな行こか」からイメージした辻克郎さんの名前を採用した。
同社CEOの井上慎一さんは「万博が大阪に来たら、『ほな行こか』と気軽に来てほしい」と話す。
そのほか、20機すべての航空機の前方左側ドア部分や、関西国際空港第2ターミナルに設置している計18台のチェックイン機に万博誘致ロゴマークを掲出するほか、客室乗務員と空港スタッフが万博誘致のバッジを着用する。機内アナウンスで万博誘致の内容を案内するほか、第2ターミナルに前回の大阪万博の歴史と2025年大阪万博に関する内容をパネルで展示する。
同日行われた「HONA IKOKA!」号披露イベントでは、松井一郎大阪府知事と大阪府広報担当副知事「もずやん」、アブロードインターナショナルスクール(大阪市西区)の生徒10人が来場。松井知事は「『空飛ぶ広告塔』として大阪万博をPRしてもらえるということで感謝している。大阪のよさを世界に広げていってもらえたら」と期待を寄せる。(取材協力=大阪ベイ経済新聞)