ドバイ万博日本館の出展状況が明らかに 遠隔操作ロボットによる館内巡りも
日本政府は9月1日、「ドバイ万博」に出展する日本館で展開するコンテンツ情報を公開した。
遠隔ロボットで巡る館内サービスも
10月1日から2022年3月31日まで開催されるドバイ万博。日本館は「where ideas アイデアの出会い」というテーマで出展し、次期博覧会である「2025年大阪・関西万博」につなげる。
公開された情報によると、日本館では映像や空間表現を通して、来場者が6つのシーンを進みながら「多様な出会いを大切にすることで、新しいアイデアが生まれ、交流し、未来がより良い方向に変わりゆくこと」を体験できるという。所要時間は約1時間。レストランでは回転すしチェーン「スシロー」が中東に初出店し、ムスリムのことを考えて食材は全てハラールでそろえる。
会期中、各参加国の参加をたたえるナショナルデーが開催される。12月1日には「ジャパンデー」として日本に関する行事・催事を行う。ステージでは、音楽家・渋谷慶一郎さんによる、アンドロイドと高野山に伝わる仏教音楽の声明、現地オーケストラとのコラボレーションによる新作アンドロイドオペラを上演する。
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、世界のどこからでもアクセスできる「バーチャル日本館」も10月1日から公開する予定。現地からの情報発信などライブ感を演出するほか、遠隔操作ロボットで日本と現地をつなぎ、館内を見学できるサービスも計画しているという。
日本館の開館時間は、現地時間で10時~22時。