大阪・関西万博、民間パビリオンの構想を発表 ガンダムやお笑いテーマに
2025年大阪・関西万博を運営する公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(大阪市住之江区)が5月30日、12の企業・団体が出展する民間パビリオンの構想発表会を経団連会館カンファレンス(東京都千代田区)で開催した。
民間パビリオンの会場配置図
民間パビリオンは、同万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った展示や演出を行い、来場者に未来社会を体験してもらうことを目指す。各パビリオンは、1周約2キロの大屋根の外側に沿って配置。来年4月に敷地を各団体・企業に引き渡し、建設を始める。同6月には民間パビリオン専用サイトを開設する予定。
発表会で、同協会の十倉雅和会長は「創意工夫を凝らした展示は万博の花となる」とあいさつし、12の企業・団体の代表者がそれぞれ登壇。環境や健康など未来社会の課題解決をテーマにしたパビリオンのコンセプトを発表した。バンダイナムコホールディングスは1979(昭和54)年に放送開始したアニメ「機動戦士ガンダム」をテーマに、リアルとバーチャルを連動した未来体験を提供し、吉本興業ホールディングスは「笑い」をコンセプトに掲げ、万博開催前からプロジェクトを始動するという。
そのほか構想発表したのは、飯田グループホールディングス、住友EXPO2025推進委員会、NPO法人ゼリ・ジャパン、玉山デジタルテック、電気事業連合会、一般社団法人日本ガス協会、日本通信電話、パソナグループ、パナソニックホールディングス、三菱大阪・関西万博総合委員会。一般社団法人大阪外食産業協会は現在、協議中で発表は見送られた。