大阪・関西万博、「事業化支援プロジェクトチーム」発足 大崎洋さんが発起人
大阪・関西万博2025催事検討会議の共同座長を務める大崎洋さんが8月17日、「事業化支援プロジェクトチーム」を発足した。
「事業化支援プロジェクトチーム」について説明する大崎さん
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現を目指し、社会課題解決に向けた催事や取り組みを企業や団体、個人から募集する同プロジェクト。吉本興業ホールディングス前会長の大崎さんが発起人となり、iU(情報経営イノベーション専門職大学)の学長・中村伊知哉さんや事業支援会社「トイトマ」社長の山中哲男さんなど4人が有志で結成。
9月15日から一般公募を募集。大崎さんによると、年内には具体的なプロジェクトの支援を開始するという。同チームでは、支援の方針や座組み、ルール、選考基準などの調整・決定を行い、経済産業省や内閣官房、日本国際博覧会協会と連携し事業を支援する。外部組織として、広報や会計、マーケティングなどさまざまな分野の専門家から成る「ハンズオン専門家チーム」も設置する。万博後も支援を継続するため、2チームが連携し事業化に向けての方針や、顧客開拓や資金調達の方法などの相談や助言を行う。
発足のきっかけを問われた大崎さんは「高校生の頃に行った1970年の大阪万博がすごく楽しかったことを覚えている。今の子供たちにも、新しい発見の喜びや希望を感じてもらうため少しでも良い万博にしたい」と話した。