大阪・関西万博のサウジアラビアパビリオン発表 伝統市場「スーク」イメージ
2025年大阪・関西万博に参加を表明しているサウジアラビアが11月15日、大阪の「堂島リバーフォーラム」(大阪市福島区福島1)でパビリオンのデザインとロゴを発表した。
パビリオン内イメージ図
パビリオンは、同国の伝統的な市場「スーク」をイメージし、茶色の大小さまざまな建物を密集させる。来場客には入り組んだ路地を進みながら、料理やアラビア文字の書道体験などのコンテンツ通して文化や伝統を楽しんでもらう。
建築資材は全て再利用可能な物を使い、建物の屋根には太陽光パネルを設置。雨水の再利用や、施設運用時に排出される二酸化炭素の削減に取り組むなど、サスティナビリティーに配慮するという。
ロゴは、カタカナの「サウジ」とアラビア文字を組み合わせ、グリーンを基調にしたデザインに決定した。
パビリオンの責任者で陳列区域政府代表のアルマズヤッド・オスマンさんは「パビリオンは、日本の商店街とサウジアラビアの伝統的な市場を調和させたデザインに仕上げた。サウジアラビアの伝統的な魅力に加え、近代的なサウジアラビアについても知ってもらえれば」と話す。