大阪・関西万博で「クウェートナショナルデー」 伝統音楽やダンスで魅力発信
クウェートの魅力発信イベント「クウェートナショナルデー」が6月19日、大阪・関西万博会場内で開催された。
大屋根リングの下で行われたパレード
ナショナルデーは、万博に参加する国が日替わりで自国の文化をアピールするイベント。クウェートはアラビア半島に位置する国。EXPOナショナルデーホール「レイガーデン」で行われた式典では、伊東良孝国際博覧会担当大臣やクウェート国パビリオン万博参加総代表のサレム・アル ワティヤンさんらが出席。ムテイリ・クウェート情報・文化大臣は中東情勢の影響で訪日がかなわず欠席となった。
伊東大臣は「クウェートの平和を願うとともに、今回の展示を通じクウェートの魅力が日本と世界により広く伝わるよう期待する」とあいさつ。サレム総代表は「複雑かつ重なり合う課題を抱え、急速に変化する世界において、クウェートがより良い未来を築くには、誠なパートナーシップと意義ある協力が不可欠」と話す。その後、クウェートの歴史を紹介する映像とともにダンスパフォーマンスを披露した。
クウェートパビリオン前では、同国の伝統的な「フォークロア音楽」の演奏や、パビリオンの外観を生かした光のショーなどを披露。大屋根リングの下では、クウェートの民族楽団や伝統衣装を身にまとった一団がパレードを行い、多くの来場客が足を止め、にぎわいを見せた。
クウェートパビリオンは、革新や持続可能な社会、経済の発展に向けて未来への道を照らす「先見の明かり」をテーマに、同国の歴史や先進的な取り組みなどを紹介している。
(取材協力=大阪ベイ経済新聞)