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大阪・京町堀の会社が万博のフリーペーパー製作 「手に取って万博を知って」

大阪・京町堀の会社が万博のフリーペーパー製作 「手に取って万博を知って」

製作を行ったBYTHREE inc.と株式会社人間の皆さん

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 大阪・京町堀のクリエーティブ会社・株式会社人間(大阪市西区京町堀1)とBYTHREE inc.(京町堀1)が共同制作した万博に関するフリーペーパー「はじめて万博」が10月15日、配布開始された。

開催予定地の夢洲で未来を見つめる田中真琴さん

 「万博誘致に向けて、大阪のクリエーティブ企業で何かできたら」という思いで約2カ月前に企画を発足。2社が中心となって関西のクリエーティブ企業に協力を募り、全て有志で制作を行った。独自の取材で万博について多角的な角度でまとめたフリーペーパーとなっている。BYTHREE inc.のアートディレクター・吉田貴紀さんは「地場となる大阪で開催するのに、関われないのが歯がゆかった。どうせやるなら大阪らしく面白いものになるよう仕上げた」と話す。

 目に留まるようA3サイズで作製。表紙には20代に人気のモデル・田中真琴さんを起用した。1970(昭和45)年の大阪万博の歴史や参加した人の意見、万博誘致委員会事務局・事務総長の櫟(いちのき)真夏さんに11歳の子どもが疑問をぶつけるコーナー、2025年の万博開催候補地3カ国の比較や万博開催に向けて期待することなどを24面かけて掲載。誘致委員会に聞きづらい質問を投げかけるQ&Aコーナーも。

 紙面は、あえて過剰にかっこ良く、食い付きがあるようにデザインしたという。紙にもこだわっており、同社のプランナー・栗原里菜さんは「通常であれば何百円はするもの。手に取って万博が楽しみになってもらえたら」と話す。

 ターゲットは7年後に活躍を予想される若い世代。関西だけでなく、全国の書店や雑貨店などに置く。公式ウェブサイトから取り寄せも可能。11月23日に開催場所が決定することから、創刊号にして最終号だが、開催が決まった場合は新刊も考えているという。

 株式会社人間の山根シボルさんは「実際に万博を調べていたら知らないことが多くて面白かった。このフリーペーパーが万博について知るきっかけとなり、多くの人に興味を持ってもらえたら」と話す。同社の花岡洋一さんは「正直、ロゴを張っているだけでは(万博誘致への)熱が感じれられない。万博は市民のものであるべきだと思うので、大阪の会社がこのように立ち上がってどんどん誘致活動をしていくきっかけとなれたら」と話す。

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