万博運営組織「2025年日本国際博覧会協会」発足 万博に向け、本格始動
大阪・南港の「大阪府咲洲庁舎」(大阪市住之江区南港北1)で1月30日、「2025年日本国際博覧会協会」が発足し、設立総会が開かれた。
夢洲を視察する松井知事ら
2025年大阪・関西万博の開催に向け、運営組織として設立した同協会。会長は、日本経済団体連合会中西宏明会長が務め、松井一郎大阪府知事や、吉村洋文大阪市長らが副会長を務める。同舎43階に事務室を設置し、万博開催に向けて資金集めなど具体化を進めていく。
総会後に行われた記者会見では、中西会長が「協会が核となって日本中の力を結集する」と決意を表明。吉村市長は「楽しくてワクワクする、子どもが行けば夢を持てるような万博にしたい」と意気込みを見せた。開催地・夢洲が位置する大阪ベイエリアについて松井知事は、「長年『負の遺産』と言われ続けてきたが、『優良な資産』につくりかえられる。今後さらに成長するエリアになると確信している」と期待を寄せた。
記者会見後には、吉村市長がパネルを用いながら夢洲を説明。その後、現地視察も行い、万博に向けて本格始動した。