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梅田で大阪・関西万博勉強会

大阪商工会議所で吉本新喜劇 コラボイベントでSDGsの周知をはかる

大阪商工会議所で吉本新喜劇 コラボイベントでSDGsの周知をはかる

舞台上で17の目標を掲げる吉本新喜劇メンバー

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 SDGsをテーマにしたイベント「中小企業もSDGs~取り組もう、みんなで!~」が8月23日、大阪・堺筋本町の大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋2)国際会議ホールで開催された。

思わぬ人物の熱演に会場が沸く

 「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」は「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2015(平成27)年に国連サミットで採択された貧困や環境問題など世界共通の17の目標を指す。同イベントは関西の中小企業に向けてSDGsを説明し、取り組みが容易であることを伝える目的で開催された。

 イベント前半はJICA関西所長で関西SDGsプラットフォーム事務局の西野恭子さんが「関西におけるSDGsへの取り組み」と題した講演を行った。後半にはSDGsをテーマにした吉本新喜劇を上演。会場横のホワイエには17のブースを設け、SDGsを実践する企業や団体が出展。関連商品の販売や活動の紹介を行った。

 吉本新喜劇のステージでは、座長を務める川畑泰史さんや酒井藍さん、すっちーさんらが出演。定番のネタのほか、客席からのリクエストに応えて即興でSDGsの目標を劇中に追加するアドリブで笑いを起こした。開会のあいさつに立った商工会議所常務理事で事務局長の近藤博宣さんが劇中に登場し、客席が沸く一幕もあった。

 西野さんは「2025年万博とのテーマの重なりもあり、関西で近年SDGsに関連した取り組みが盛り上がりを見せている。17のゴールをすべて覚えるのは難しいと思うが、たくさんあるからこそ自分の生活に関係する課題がひとつはあるはず。まずは身近な問題から興味を持ってもらえたら」と話す。

 近藤さんは「SDGsが達成できなければ、事業活動の大前提である環境や社会の土台が崩れてしまうことになりかねない。このイベントで楽しく理解を深め、身近な経営問題として取り組んでほしい」と呼び掛ける。(取材協力=船場経済新聞)

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