NTT、万博パビリオンで次世代技術使い「Perfume」ライブ空間再現
NTT(東京都千代田区)が3月21日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの概要を発表した。
NTTパビリオンの外観(イメージ)
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「PARALLEL TRAVEL(時空を旅するパビリオン)」を体験テーマに、コミュニケーションの変遷や次世代通信技術を映像や体験型コンテンツで紹介する同パビリオン。万博会場の東ゲート付近に位置し、敷地面積は3500平方メートル。建物は3つの直方体で構成し、それぞれ異なるテーマで展示を行う。来場者には、ゾーン1から3を順に、約20分間のツアー形式で回ってもらう。
展示の導入となるゾーン1では、過去から現在にいたるまでのコミュニケーションの進化・歴史を大型スクリーンに投影する映像で紹介。メイン展示となるゾーン2では、同社が開発を進める次世代通信技術「IOWN(アイオン)」を活用した体験展示を用意。来場者には3Dグラスを装着してもらい、同技術で伝送・再現された高解像度3D映像と会場などの振動を通して、3人組音楽ユニット「Perfume」のライブパフォーマンスを楽しんでもらう。ゾーン3では、入場時にスキャンし生成した来場者のアバターをスクリーンに投影し、他のアバターとコミュニケーションを図る様子を見てもらう。
「NTT」社長の島田明さんは「万博開幕前の4月2日は、吹田の万博記念公園と夢島のNTTパビリオンを『IOWN』でつなぎリアルタイムでPerfumeのライブパフォーマンスを届ける世界初の試みにも挑戦する。展示を通して、『IOWN』を活用した未来のコミュニケーションを体験してほしい」と話す。