大阪・関西万博公式キャラクター最終候補作品が発表 1898点から3作品に絞る
公益社団法人「2025年日本国際博覧会協会」が3月2日、大阪・関西万博の公式キャラクターのデザインとなる最終候補作品を発表した。
最終候補に選ばれた3作品
「世界中から親しまれ、開催への期待感を高めること」を目的に、同協会では昨年11月1日~12月1日、大阪・関西万博の公式キャラクターデザインをプロ・アマ問わず広く募集。約1カ月間という受付期間で1898作品の応募があった。
最終選考に残ったのは、「セル(細胞)」をイメージした赤い球体をつなげたロゴマークと一体感を重視した3作品。1898作品からデザインの専門家らが10作品に絞り、グラフィックデザイナーの原研哉さん、ロゴマークをデザインしたシマダタモツさん、歌手の中川翔子さんなど11人で構成するキャラクターデザイン選考委員会が3作品を選定した。
候補Aは、ロゴマークを擬人化し、1970(昭和45)年の大阪万博で「大阪のオバちゃん」からあめをもらったことに感動して関西に暮らしているという設定のデザイン。候補Bは、地球や人、生命体をイメージしたという水色の球体に、ロゴマークを冠のようにかぶせたキャラクターのデザイン。候補Cは、「水の都」と呼ばれる大阪から着想を得て、水をイメージしたキャラクターとロゴマークを組み合わせたデザイン。
同協会では3月2日~3月10日、専用サイトで公式キャラクターデザインを公開し、意見募集を行う。決定は3月下旬以降で、集まった意見は最終選考の参考にするという。愛称は、別途公募を行う。
石毛博行事務総長は「見た人にインパクトを与え、たくさんの人から愛されるキャラクターになれば」と期待を寄せる。