大阪「船場まつり」今年で10回目 コンサートや展示など40イベントを3日間で
「船場まつり2018」が10月5日~7日、大阪の本町を中心とした一帯で開催される。主催は、船場まつり推進協議会と船場倶楽部(くらぶ)。
のぼりや垂れ幕が掛かるせんば心斎橋筋商店街
2009年から始まり今年で10回目。大阪市中央区の船場エリア全体で、期間中に計40のイベントを展開する。
「船場センタービル」「せんば心斎橋筋商店街」「心斎橋筋北商店街」では「船場大感謝市」と称して、各店舗で市価の3~7割引きの値段で洋服や服飾雑貨、宝石、家具などを販売する。
6日には「船場あっちこっちラリー」を開く。エリア内のラリーポイント10カ所のうち4カ所以上を回ると、船場センタービル1号館に設置されたゴールで抽選会に参加できる。漏れなく参加賞を進呈するほか、ダイソン製のファンヒーターなどを景品に用意する。今回から新たに大阪商工会議所がラリーポイントに加わる。
6日・7日に船場センタービル9号館と8号館の間に置く特設会場では、「船場汁」の販売、全国各地のカレーや「京都大学カレー部」のオリジナルカレーを販売する「ご当地カレー王国」、恒例の「スッポンレース」、「湯村温泉出張足湯」などを行う。
船場センタービル10号館地下1階では、7日に「カラオケ大会」を行う。事前申し込みをした参加者の中で、上位入賞者はサンテレビ「生×カラTV」に出演のチャンスがあるという。当日参加も受け付ける。
船場センタービル5号館では、「ラジオ大阪サテライトスタジオ」を特設。7日には「高岡美樹のべっぴんラジオ」の公開生放送ゲストに女優・歌手の石野真子さんが登場する。
船場センタービル4、5、7、8、9号館地下1階では6日・7日に「船場鉄道フェスティバル」を開催。大阪市立大学、関西学院大学、同志社大学、関西大学、大阪産業大学の鉄道同好会・研究会が、鉄道模型を一堂に展示する。
南御堂では「第8回大船渡サンマまつり」、坐摩神社では「せんば鎮守の杜(もり)音楽祭・芸術祭2018」を「船場まつり」の一環として開く。
船場まつり推進協議会の池永純造会長は「第1回を開催した10年前はまだまだ大阪はこれからという時期で『船場をこよなく愛する人を集める』ことを目的としていた。この10年でエリア内のホテルは約10軒から37軒に、タワーマンションは17棟になり、船場の住民にも船場をよく知らない人が増えている。今後も幅広い世代で楽しめる祭りにしていきたい」と意気込む。
「2025年大阪万博の誘致や、船場地域を日本遺産として申請するための活動も進めていく」とも。(取材協力=船場経済新聞)