万博でサウジアラビアの魅力発信イベント リヤドなどの都市紹介
サウジアラビアの魅力発信イベント「Wonders of Arabia(アラビアの驚異)」が7月10日、2025年大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」で始まった。
スークをイメージしたブースで各都市を紹介
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同国の都市やアート、言語、伝統工芸品などを知ってもらおうと開催する同イベント。入り組んだ構造が特徴の伝統的な市場「スーク」をイメージした会場に10以上の展示ブースを設置する。
展示の導入となるウエルカムゾーンでは、「ローズレモネード」を提供するほか、同国のデザイナーが手がけた伝統衣装の作品を展示する。
展示ブースでは、都市や地方を映像資料や街並みを再現した展示で紹介。紹介するのは、2030年の万博開催地で同国の首都・リヤドやユネスコ世界遺産に登録されている歴史都市・ディルイーヤ、高原地帯を持つアシール地方など。カルダモンやシナモンなどのスパイスを合わせた「アラビアコーヒー」を提供するほか弦楽器「ウード」の演奏も披露する。各都市に関するクイズに全問正解した先着250人を対象に「ドラえもん」がプリントされたトートバックを進呈する。
体験コンテンツとして、F1スーパーカーの運転シミュレーションや名前を漢字とアラビア語の両方で書いてもらう書道体験、同国の伝統衣装を着て記念撮影してもらうフォトブースなどを用意する。
カーズィー・ファイサル・エス・ビンザグル駐日大使は「五感を最大限に使って楽しんでもらえるコンテンツを用意している。遺跡、アート、グルメ、F1など、サウジアラビアの多種多様な魅力を知ってもらい、現地に足を運んでもらうきかっけにもなれば」と話す。
開催時間は10時~20時。入場無料。今月16日まで。
(取材協力=大阪ベイ経済新聞)