万博、ポルトガル館で和歌山県コラボイベント ワインと梅酒の試飲も
2025年大阪・関西万博のポルトガル館で7月8日、和歌山県とのコラボイベント「農業と森の文化、ポルトガルと和歌山の対話」が行われた。
梅酒で乾杯するアマラル館長と中瀬万博推進担当参事
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同万博にパビリオンを出展する和歌山県が海外パリビリオンと交流する中で、ポルトガルと和歌山県は自然や文化で共通点が多いと知ったことをきっかけに企画した。会場ではこの日、世界遺産の「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」で造られたワインと世界農業遺産の「みなべ・田辺の梅システム」によって造られた梅酒が約1000人に振る舞われた。ワインや梅酒のほか、両地域の森林を紹介するパネルも展示する。
ポルトガル館のベルナルド・アマラル館長は「ポルトガルと和歌山県が共有する『自然に対する愛』を紹介するイベントを行うことができてうれしい」と話す。和歌山県万博推進担当参事の中瀬雅夫さんは「和歌山県には『紀伊山地の霊場と参詣道』として世界遺産に登録されている熊野古道があり、多くの外国人が訪れている。ポルトガルにも巡礼の道があると聞いている。今回のイベントをきっかけに、和歌山県とポルトガルの交流につながれば」と話す。
(取材協力=大阪ベイ経済新聞)