大阪・関西万博ロゴ11月公募開始 選考座長に安藤忠雄、来春決定へ
「大阪・関西万博」に向けた活動内容を報告する記者会見が10月31日、大阪商工会議所で行われ、大阪・関西万博のロゴマークを11月29日に公募開始すると発表した。
今後のスケジュールについても報告
大阪・関西万博は「みんなの力でつくり上げる」とし、世界中から愛され、親しみを持たれるロゴマークをつくるため、プロ・アマ問わず広く募集を行う。選ばれたロゴマークは、ポスターやデジタルサイネージなど、国内外のPR活動に使用。応募受付期間は11月29日~12月15日。最優秀賞の賞金は300万円。
ロゴマークの選考委員座長は、建築家の安藤忠雄さんが務める。そのほか、漫画家の荒木飛呂彦さんや、元サッカー日本女子代表の澤穂希さん、フォトグラファーのヨシダナギさんなど、さまざまな分野で活躍する人材を選考委員に抜てき。デザイン審査や、知的財産関連調査、一般からの意見の募集などを経て、来春頃に決定予定。2025日本国際博覧会協会・石毛博行事務総長は「ロゴマークは周知と機運醸成に重要なツール」と期待を寄せる。
そのほか記者会見では、財務委員会の設置や、アートコーポレーション(大阪府大阪市)寺田千代乃社長など3人の女性を新理事に抜てきするなどの直近の活動内容を報告した後、「未来社会の実現場」としての大阪・関西万博実現に向けて有識者で構成する会議「People’s Living Lab(PLL)促進会議」の開催も発表。会場設計や移動・モビリティなどを議論テーマに据える。第1回は11月に開催。今後、企業などから実証プロジェクトの案も募る予定。