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万博記念公園で「私の万博 思い出の品展」 著名人15人が当時の万博振り返る

万博記念公園で「私の万博 思い出の品展」 著名人15人が当時の万博振り返る

前日の記者会見には河内家菊水丸さんらが集結

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 万博記念公園(吹田市千里公園)内の「EXPO’70 パビリオン・ホワイエ」で3月9日、「私の大阪万博思い出の品展 第1部テーマ『永遠の万博っ子たちの、記憶の数々』」が始まった。

当時の迷子になりたかったエピソードを話す河内家菊水丸さん

 2025大阪・関西万博開催決定を記念して開催される同展。現代美術作家のヤノベケンジさんや1970(昭和45)年大阪万博でマネジメントを手掛けた渡邊美佐さん、小説家の森見登美彦さんといった大阪万博に関わる15人の著名人が出展する。

 登場するのは、1970年大阪万博で購入したバッジやプラモデル、当時の新聞といった当時の思い出の品や、フィギュア「コップのフチの太陽の塔」のデッサン画、漫画「20世紀少年」の太陽の塔が登場するシーンのパネルなど、万博に関する作品など400点。出展者による万博に向けたメッセージとともに展示する。会場内には、大阪万博時代の部屋をリアルに再現したコーナーや、太陽の塔の内部を一部展示するコーナーも。

 開催前日に行われた記者会見では、同展の監修を行ったKADOKAWA(東京都千代田区)で「太陽の塔Walker」などの発刊を手掛けた玉置泰紀さん、伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸さん、1970年大阪万博でミノルタ迷子センターで勤務していた飼原和子さんが登場。当時の友人が「迷子センターが夢のようだった」と聞いたことから菊水丸さんが万博の迷子センターに憧れたエピソードを披露すると、飼原さんの協力で「菊水丸さんが迷子になった」と仮定した手続きを再現し、「夢がかなった」と喜ぶ様子を見せた。

 菊水丸さんは「1970年大阪万博では、大阪伝統の河内音頭盆踊りを世界の人に披露できなかったそう。2025年大阪・関西万博では、今から予定を開けておくのでぜひ高らかに音頭を歌いたい」と意気込む。玉置さんは「1970年万博を当時経験した方は見て記憶を振り返り、知らない人は当時の内容がいかに技術が進歩していたことを知ってびっくりしてもらえるのでは。2025年大阪・関西万博につなげていける展示にしたい」と話す。

 開館時間は10時~17時。観覧料は400円、中学生以下無料(別途公園入場料必要)。4月23日まで。第2部テーマ「大人になった万博っ子から次の万博っ子へ」は5月3日~6月10日で開催予定。

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