万博で「とにかく触る博」 八尾市内の企業がものづくりの魅力発信
大阪・八尾のものづくりの魅力発信イベント「とにかく触る博」が9月16日、2025年大阪・関西万博内の「大阪ヘルスケアパビリオン」で始まった。
八尾市内の工場とつながる映像展示
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大阪府内の中小・スタートアップ企業の技術や取り組みを週替わりで発信する「リボーンチャレンジ」の一環。今回は八尾市内の13企業が参加。空間デザインを手がける「友安製作所」がデザインした展示ブースで、自社製品を使った展示や体験イベントなどを展開する。
展示では、「ヤマトエスロン」の全長1メートルの巨大歯ブラシや、「ミナミダ」の常温の金属に圧力を加えて形成する「冷間鍛(たん)造」技術を応用した砂場用遊具、「藤田金属」の鉄分補給ができる「フェムテックタンブラー」などを並べる。会場入り口には、彫刻家・高田治さんが八尾市内の工場の廃材で作った馬に乗った武士のオブジェを展示する。会場に設置したモニターでは、八尾市内の工場とリアルタイム映像を映す。来場客は画面に映る工場で働く人とコミュニケーションを取ることでき、「おーい」と来場者が工場にいるスタッフに声をかける様子も見られた。
体験イベントは、ゴムの端材を活用したミサンガづくりやプログラミング体験、「河内木綿」の製造体験などを用意する。開催時間は10時~20時。
「友安製作所」の友安啓則社長は「今回出展している企業だけでなく、展示物以外の家具も含め八尾市内約30社が関わり、『オール八尾』で出展している。八尾の魅力に触れてもらい、実際に八尾にも足を運んでもらえたら」と話す。
開催時間は9時~21時。今月22日まで。
(取材協力=大阪ベイ経済新聞)